経営理念
私たち野いちご訪問看護ステーションの経営理念は、
『医療と福祉の風通しを
良くする会社』です。
長年在宅の現場に携わってきたスタッフたちが体験した、医療と福祉の連携事例と、肌で感じる隔たりを少しでも無くしていきたい。この思いで成り立っています。その連携事例の中の一つをお伝えします。
「死ぬ前にひたちなかの海をもう一度みたいな」
90歳の男性利用者の言葉である。普段から欲求や要求がほとんどないこの男性。
食欲も落ち、主治医からは1か月もつかどうかと言われ始めたころに、
訪問介護の介護福祉士に海を見たいと欲求をぶつけてくれたそうです。
介護福祉士はその想いを我々訪問看護の看護師伝えてくれ、
看護師はその想いを無理を承知で主治医に伝えました。
「先生が一緒に行って下さるなら、お連れしたい」と。
主治医は困惑しながらも利用者の思いを汲んで、こう提案してくれました。
「体力的に茨城はむりだけど、湘南ならどうかな」
ケアマネージャー、介護福祉士、理学療法士、医師、看護師。
違う事業所の違う職種の専門職たちが、一人の利用者の想いを叶えるために一つになり計画を立てました。
結局、この利用者は計画数日前に自宅にてお亡くなりになりました。計画の中で下見に行って撮影した、
ひたちなかの海のDVDから流れる波音を聞きながら静かに旅立たれたのでした。
ご利用者の生活を支えるうえで、介護も看護も医師も地域包括支援システムの中に組み込まれた一つのチームです。
ご利用者のために互いが互いを高めあう存在であると考えます。
しかし経験上、医師が訪問介護のヘルパーさんにご利用者のことを相談している事例をあまり聞いたことがありません。
デイサービスと訪問看護との連携も十分とは言えないのが現状です。
互いに『自分たちは蚊帳の外』と感じてしまうことすらあると聞いたこともあります。
我々、野いちご訪問看護ステーションはこの地域において、その橋渡しをすることを使命と感じ、日々邁進してまいります。
溝呂木 大介 昭和53年生まれ 介護福祉士
所属 |
株式会社喜咲 野いちご訪問看護ステーション 代表取締役 東京都介護福祉士会 副会長 |
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講演 |
東京都セカンドチャレンジ 『介護に関する入門的研修』 東京YMCA医療福祉専門学校 臨時講師 など、年間30本の講演会活動 |
執筆 |
「神経難病領域のリハビリテーション実践アプローチ」 「ふれあいケア 介護職の魅力を感じる、伝える」 他 |

代表取締役
溝呂木 大介
会社案内
会社名 | 株式会社 喜咲 |
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施設名 | 野いちご訪問看護ステーション |
創立 | 2020年3月3日 |
杉並事業所 | 〒167-0022 東京都杉並区下井草3-8-5 |
練馬サテライト | 〒177-0042 東京都練馬区下石神井3-6-42 |
電話番号 | 03-6913-8590 |
FAX番号 | 03-6913-8591 |
事業内容 | 指定訪問看護ステーション |
資本金 | 400万円 |
従業員数 | 13名 |
介護保険指定事業所番号 | 1361590662 |
顧問弁護士 | 髙﨑英雄 (東京弁護士会所属) |

野いちごのお部屋
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エントランス
レンガ調の外壁のドアを開けると利用者様のところへ向かう自転車がずらり。
スタッフは全員お揃いの自転車を利用します。
ロッカールームは、赤と青で元気な印象にしています。
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オフィス
野いちごオフィスは働くスタッフ自らイメージし作り上げたオフィスです。
木と緑を基調としスタッフの癒し空間にもなっています。
こちらで事務作業や打ち合わせ、お客様の対応を行います。
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練馬サテライト
2021年9月にOPENした、練馬のサテライトオフィスです。
杉並事業所同様、グリーンを使用し癒し空間と広々とした社内にこだわりました。